作品情報
公開年
2013年
上映時間
110分
ジャンル
ドラマ、コメディ
スタッフ
監督:ケン・スコット
脚本:ケン・スコット/マーティン・プティ
キャスト
ダヴィッド・ウォズニアック/パトリック・ユアール
ダヴィッドの弁護士/アントワーヌ・ベルトラン
ヴァレリー/ジュリー・ルブレトン
あらすじ
42歳の独身男ダヴィッドはある日突然、693回に及ぶ精子提供を通じて533人の子どもの父親であることが発覚。
さらに142人の子どもから身元開示の訴訟を起こされていることを知る。
身元を明かすつもりはないダヴィッドだったが、子どもの一人が応援しているサッカーチームの選手であることに気付くと、ほかの子どもたちにも興味を持ち始め……。
感想
まず私個人の評価はこんな感じ。
!この先ネタバレ含!
・
・
・
・
・
・
・
・
コメディ色強めのおバカ映画かと思ったら、思いの外ハートフルな良作!
題材こそ奇抜であまり周知されていないものだけど、内容は普通に万人受けするであろう暖かいものだった。
仕事も満足にできない、恋人にすら借金をするような人なのに、会ったこともない自分の子供達のために陰で頑張る姿はまっすぐで凄く格好良かった。
主人公の父親も暖かく良い人だったので、その流れを受け継いた結果がこうなんだなと納得した。
まさにこの親にしてこの子あり。
”人生は選択の連続”
自ら選び、自分の人生を自分で決めて進んでいくことの素晴らしさを分からせてくれた。
彼の周りに好い人しかいないのは、彼がまた好い人だからだろうなと思うシーンがいくつもあって、すごく「優しい世界・・・」
良い人ばっかで有り得ない!母親は?こんなうまくいかない!というのも分かるけど、そもそもの映画が伝えたい部分はそこでは無いと思うので、その辺りの批判はスルー。
最後「君たちに弟ができたよ!」と多くの子供達に囲まれる中報告するのはとても良いラストだった。
精子提供という難しい内容を分かりやすく、入り込みやすく作っていて流石だなと思う。